momo_moga’s blog

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後悔

 

 

いまこの本を(ちょっと途中ブランクありながらも)ちょいちょい読み進めているんですが。

 

上巻はわりとさくっと読み終わって、下巻に入ってちょい止まり気味ではありましたが、

 

この本は人間の「盲点」とか、考え方のくせや傾向みたいなものがどのように形成されるのか、色んな実験を紹介しながら解説してる本です。

 

題材としては心理学の本にありがちなんですが、違いは「科学的()」といいますか、脳科学まではいかないかもですが、理系チックな感じです。

 

自己啓発本や心理学の類の本を読むのが趣味、というか半ば習慣化していて(もっとも最近かなり読むペース落ちてますが)

 

あれこれ読んできましたが、この本は「そういうことだったのか」が本当にたくさんありました。

 

なぜ自分が頭ではわかってるのに不合理な行動ばかり繰り返してしまうのか、あとから反省したり後悔しても結局またやってしまう、わかっていても勇気がでない、そっちがいいと思えない、

 

そういったことの原因が解説してあって、これまで読んだ他の本で書かれていた内容も、漠然としていた内容、掘り下げ切れていない内容がかなりかみ砕いて腑に落ちた印象です。

 

詳しく解説し始めるともう一度読み直さないと無理なレベルなので、

ひとことでいうと、人間の脳には速い思考(=自動的な思考、常駐アプリタイプで起動中(起きてる間)は常に起動し続けていて、自分の意志では止められない、力はほとんど必要とせず動き続ける)と、

 

遅い思考(「意思力」がないと起動できない、非常に重いアプリ 普通「思考」というとこっちを指すけど、ぶっちゃけ使っているつもりでいるけど大抵の場合使ってないし使えない 理由は使うのにパワーがいる、頭使うって疲れるのはこの為、、なので使ってるふりはしてるけど実際は余裕あるときとか、普段から訓練してて習慣化できてる人じゃないとうまく使えない) があると。

 

ほんで、僕らが思う意識とか、思考とかは「遅い思考」を指すと思うけど、実査にはほぼ使ってないと。

 

僕らは実はほとんどの判断を、実際は「速い思考」で行っていて、というのもそもそも自分で止められない常駐タイプの思考なのと、ほとんど力を必要とせず、言うなれば反射的に判断できるものだから、、

 

で、しかも大半は実際それでなんとかなっていると。

 

実際我々はいちおうここまで生き永らえてはいますから実際、、

 

そして、ほんとにやばい事態とか、重大事態に行き当たった際に発動する「遅い思考」、これは全体を勘案して、長期的な視点で、比較対象しながらじっくり考えるものですが、これにはものすごいパワーがいると。

 

CPUでいったら100パーになってる状態でしょうね、クーラーのファンもフル稼働。

 

それでいろんなものを比較して頑張って決めようとしますけど、結局、そもそも出だしで「速い思考」の影響(常駐なので)を不可避的に受けており、受けざるを得ず、そのため「遅い思考」で頑張って考えても、考えてるつもりでも、結局速い思考がつかさどる感情や、好き嫌いのバイアスからは逃れられない、完全に逃れることがいかに非常に難しいか、

 

こういった内容が肝になっています。

 

というところで長くなったので次へ。